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アレルギー科専門医とは?


小児科・耳鼻科・皮膚科専門医とアレルギー科専門医の違い

アレルギー科専門医・指導医になるにはアレルギー学会などに出席してアレルギーについての勉強をたくさんし、さらに学会の専門医試験に合格する必要があります。アレルギー科専門医はアレルギーについての知識が豊富な医師と考えてよいでしょう。
アレルギーの病気に対する治療法にも違いがあります。例えばアレルギー科専門医はスギ花粉症であれば症状を抑える治療だけでなく免疫療法を併用して根治治療を目指します。とくに注射による免疫療法は豊富な経験が必要な治療法です。さらに、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は食物アレルギーを合併することが多く、その一部の子どもは、幼児期以降にアレルギー性鼻炎や気管支喘息を発症するようになります。これをアレルギーマーチといいます。残念ながらアレルギーマーチを予防することはできませんが、早期の診断により軽症化させることはできるようになりました。子どものアレルギーの病気の先の先を見ながら治療していけるのがアレルギー科専門医です。成人の重症なアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支喘息などは、患者さんの性格や社会生活様式、ストレスなどが複雑に絡み合って難治化しています。その場合は、それぞれの専門家と連携しながら治療をします。