先発医薬品と選定療養費(3)

選定療養費が免除される条件
以下の場合、選定療養費の負担は免除されます。
医療上の必要性がある場合：先発医薬品と後発医薬品で効能・効果に差異があり、治療上先発医薬品が必要と医師が判断した場合。
安全性の観点から必要な場合：後発医薬品で副作用や相互作用のリスクが高いと医師が判断した場合。
ガイドラインで推奨されている場合：医学的ガイドラインで先発医薬品の使用が推奨されている場合。
剤形上の理由がある場合：後発医薬品の剤形が患者に適さない場合

ペンギンはアトピー性皮膚炎の患者さんにステロイド軟膏などの抗炎症作用のある軟膏を保湿剤と混合して処方する場合があります。
抗炎症薬を後発品の保湿剤と混合した場合に抗炎症薬の安定性が失われる可能性がある場合は、「医療上の必要性がある」と判断して、薬局に先発品の保湿剤を処方するようにお願いしています。