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子どもの気管支喘息治療の進歩(12)


デュピクセント(デュピルマブ/Dupixent)
IL-4およびIL-13のシグナル伝達を抑制することで、アトピー性皮膚炎や好酸球性喘息に対して効果を発揮する生物学的製剤です。
12歳以上の中等症から重症の好酸球性喘息に対して適応されます。気管支喘息のコントロールを改善し、症状の頻度を減少させる効果があります。アトピー性皮膚炎を併発している場合にも有効です。
眼の副作用(結膜炎など)が報告されているため、使用中は目の状態を注意深く観察することが重要です。

生物学的製剤は、個々の患者の病態や病歴に基づいて選択され、治療効果とリスクを慎重に評価しながら使用されます。また、どの製剤も高価であり、長期的な治療になるため、医療費の負担や副作用管理が課題となります。