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TOP >  院長ブログ >  アレルギー基礎講座9 気管支喘息

アレルギー基礎講座9 気管支喘息


気管支喘息の検査所見の特徴は、
呼吸機能検査による可逆性の気管支狭窄所見と呼気中一酸化窒素濃度の上昇です。喘息発作時に特徴的な気管支狭窄を示唆する1秒量の低下(1秒間に吐き出せる空気の量)は治療または自然の経過で改善します。気管支喘息で気管支狭窄が生じるのは気管支壁に好酸球とリンパ球を中心としたアレルギー性炎症が生じていることが背景にあります。気管支壁でアレルギー性炎症があると呼気中の一酸化窒素濃度が上昇することがわかっています。呼吸機能検査で可逆性の気道狭窄と呼気中一酸化窒素濃度の上昇がある場合は喘息が強く疑われます。