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TOP >  院長ブログ >  アレルギー基礎講座3 IgE 依存性アレルギー反応と特異的免疫療法

アレルギー基礎講座3 IgE 依存性アレルギー反応と特異的免疫療法


現在スギ花粉症とダニによるアレルギー性鼻炎に対して抗原特異的免疫療法が保険適応で治療できます。アレルゲンの投与経路は、舌下と皮下注射があります。舌下は舌下免疫療法と呼ばれています。舌下に少量のスギアレルゲンとダニアレルゲンを含有する錠剤を置いて溶解させ、溶け出したアレルゲンが周辺のリンパ節に移行して、リンパ節に集まっている免疫細胞に作用してアレルギー反応を抑制します。抑制効果は数ヶ月で出てきますが、3−5年間継続することで免疫療法を中止してもアレルギー反応の抑制効果が数年間持続します。理論的にはスギ花粉症が治癒する可能性もあります。