長引く咳と喘息 (6) 気管支喘息患者の気管支内腔は、気管支平滑筋の収縮や痰の貯留により狭くなっています。呼吸機能検査で気管支狭窄を確認し、気管支拡張薬の内服や吸入で気管支狭窄が改善したら、気管支喘息と診断できます。小さい子どもの場合は、呼吸機能検査ができないので、反復する喘鳴に加えて、家族歴やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の合併などから気管支喘息を疑い、気管支喘息の治療をして症状が改善したら、気管支喘息と診断することが多いです。