食物アレルギー 診断(2)
食物アレルギーの診断は、例えば卵白アレルギーであれば、卵白を食べたら蕁麻疹などのアレルギー症状が出る、体内で卵白に対するIgEが増加している、などを確認します。血液検査で卵白に対するIgEが増加していても、卵を制限なく食べられる、すなわち症状がないのであれば卵白アレルギーとは診断しません。この場合は、保育園や学校での卵白除去は不要です。また、卵と小麦など複数の食品を含む離乳食を食べたら蕁麻疹ができたなどの場合は、アレルゲンとして卵黄、卵白、小麦の鑑別が必要です。その場合は経口食物負荷試験が必要になります。