アナフィラキシー (2) アナフィラキシーは肥満細胞や好塩基球などのアレルギー細胞が、多種類の化学伝達物質を一斉に放出するために起こります。化学伝達物質は、①血管を拡張させ、血液成分が血管の壁から漏れ出すために、全身が赤くなり、蕁麻疹ができます、②気管支を収縮させるために呼吸困難になります、③消化管の動きを抑制して激しい嘔吐と腹痛が起こります、そして①から③により血圧が低下したり、低酸素血症になったりします。