花粉症と野菜・果物アレルギー (2)
花粉に含まれるアレルギー反応の原因となるたんぱく質(これをアレルゲンといいます)の構造が、野菜や果物に含まれるたんぱく質と類似していることがあります。花粉症になると、花粉のアレルゲンに対する特異的IgEが増加します。このIgEが野菜や果物に含まれる類似のたんぱく質を花粉症のアレルゲンとし誤認識してしまうことがあります(これを交差抗原性といいます)。花粉症の人が交差抗原性のある野菜や果物を食べるとアレルギー症状が出ます。これを花粉-食物アレルギー症候群といいます。